やんちゃ寺の特徴②居場所と出番

やんちゃ寺が提供するのは、

【居場所】と【出番】です。

 

 

これは、自殺の三要素と言われている、

 

・所属感の減弱(居場所がないと感じること)

 

・負担感の知覚(生きていて迷惑をかけている。自分は役に立っていない。と感じること)

 

・自殺潜在能力(自分を傷つけることが日常的になっているなど死への抵抗感が低くなっていること)

 

へのアプローチとも重なってきます。

 

 

やんちゃ寺という居場所を得て、

 

やんちゃ寺ではなにかしら

自分ならではの役割があるので

自己効力感を育むことができ、

 

内発的・対外的両面からの

「自分は大事な存在である」という感覚が養われ

痛みや死に対する抵抗感を回復させていく

 

というふうになったらいいな…と

心のどこかで思いつつ、

 

 

でも、この世の中、

 

死にたいと思うことは、何ら異常ではないことで、

 

日本は恵まれているとは言いますが

日本だからこそ過酷なことももちろんあって、

 

なので、本当に、究極的な状況で

どこかで「もうちょっと生きとこうかな」

と思いとどまるちょっとした要素

になればいいな…と思っています。

 

やんちゃ寺がそんな大それたことはできないかもしれませんが

一応、そんなことも思いながら、やっています。

 

 

日本ほどの、自殺者数は、やっぱりふつうじゃないし、

中学生や高校生の自殺というのは

自殺者数の多さがひどい、という見方というよりも

自殺に至るまでのつらすぎる毎日に目を向けると、

そちらがいかに少しでも楽になるか、

をこれから私たちは考えていきたいなと思います。

 

 

生きろと言ったって、

死ぬなんて言ったらあかんとか言ったって、

 

死んだ方がましなくらい

生きていられないくらいつらいなら、

どうしようもないから、

 

 

過酷なまま生きることを強要するのではなく

 

ほっとゆるめる何かを(生活に)加える、

そんなイメージで、いられたらいいなと思っています。